空き家所有者100人に聞いた「後悔したこと」ランキング|空き家実態調査シリーズ

空き家所有者100人に聞いた「後悔したこと」ランキング 特集・調査レポート
空き家実態調査シリーズ|第2回

空き家所有者100人に聞いた
「後悔したこと」ランキング

空き家を相続・所有した人は、 実際にどのようなことで後悔しているのでしょうか。

今回は空き家を所有した経験のある100人を対象に、 「空き家所有で後悔したこと」を調査しました。

片付け、固定資産税・管理費、売却、相続手続き、 遠方管理という5つの回答から、 空き家所有者が感じたリアルな後悔を紹介します。

空き家は「所有した後」に悩みが見えてくる

空き家になった直後は、 すぐに大きな問題が起こるとは限りません。

そのため、 「今すぐ何かしなくても大丈夫」 と考えることもあります。

しかし所有を続ける中で、 家財の片付け、 税金や維持管理、 売却、 相続手続き、 遠方からの管理など、 さまざまな課題に直面することがあります。

今回の調査で最も多かった後悔は「もっと早く片付ければよかった」68%でした。
空き家の問題は、 建物そのものだけではなく、 「動き始めるタイミング」に関係していることが分かります。

調査概要

調査テーマ:空き家所有で後悔したこと

調査対象:空き家を所有した経験のある100人

調査方法:アンケート形式

調査主体:空き家ウェブマガジン「空き家のいろは」

空き家所有者100人が後悔したことランキング

順位 後悔したこと 割合
1位 もっと早く片付ければよかった 68%
2位 固定資産税や管理費を甘く見ていた 61%
3位 売ろうと思ったら売れなかった 57%
4位 相続手続きを先延ばしにした 49%
5位 遠方だから大丈夫と思っていた 43%

※複数回答を含むため、割合の合計は100%にはなりません。

第1位|もっと早く片付ければよかった 68%

1位 68%
空き家の後悔で最も多かったのは「片付け」

最も多かった回答は、 「もっと早く片付ければよかった」で68%でした。

実家には、 家具・家電・衣類・食器・書類・写真など、 長年の生活用品が残っていることがあります。

「いつか整理しよう」と考えているうちに、 家族の予定が合わなくなったり、 遠方から何度も通う必要が出たりして、 片付けが大きな負担になることがあります。

すべてを一度に片付ける必要はありません。
まずは室内の状態を確認し、 残す物・処分する物・判断を保留する物を 大まかに分けるだけでも、 次の行動を考えやすくなります。
空き家・実家の片付けが進まない方へ

家財が多すぎる。
遠方なので何度も通えない。
何から手を付ければよいか分からない。

このような空き家・実家の片付けについては、 空き家片付けセンターで相談できます。

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第2位|固定資産税や管理費を甘く見ていた 61%

2位 61%
住んでいなくても「所有する負担」は続く

第2位は 「固定資産税や管理費を甘く見ていた」で61%でした。

空き家であっても、 所有している限り固定資産税などの税負担があります。

さらに物件の状態や地域によっては、 草刈り、 庭木の手入れ、 建物の点検・修繕、 保険、 除雪などの費用や手間が発生することがあります。

保有を続けるなら「年間どれくらい負担しているか」を一度整理してみましょう。
税金だけではなく、 交通費や草刈り、修繕なども含めて確認すると、 保有を続けるかどうかを判断しやすくなります。

空き家管理の記事を見る →

第3位|売ろうと思ったら売れなかった 57%

3位 57%
「いざとなれば売れる」とは限らない

第3位は 「売ろうと思ったら売れなかった」で57%でした。

空き家の売れやすさは、 立地、 土地の条件、 建物の状態、 価格、 地域の需要などによって異なります。

また、 残置物が多い、 相続関係が整理されていない、 不動産会社によって取り扱いが難しいなど、 物件そのもの以外の要因が影響する場合もあります。

一つの方法で売れなかったからといって、すぐに「手放せない」と決まるわけではありません。
通常売却だけでなく、 片付け、 価格や売却方法の見直し、 0円譲渡など、 別の選択肢を比較することもできます。

空き家が売れなかった理由ランキングを見る →

第4位|相続手続きを先延ばしにした 49%

4位 49%
空き家をどうするか考える前に「権利関係」を確認

第4位は 「相続手続きを先延ばしにした」で49%でした。

実家の空き家問題では、 相続をきっかけに所有関係が変わることがあります。

誰が所有者なのか、 相続人は誰なのか、 共有状態になっているのかなど、 権利関係が整理できていないと、 その後の売却や譲渡などを進める際に 確認事項が増える場合があります。

相続の状況は家庭ごとに異なります。
相続人、共有関係、登記などについて不明点がある場合は、 司法書士・弁護士・税理士など、 内容に合った専門家へ確認してください。

第5位|遠方だから大丈夫と思っていた 43%

5位 43%
見に行けないことで「変化に気づきにくい」

第5位は 「遠方だから大丈夫と思っていた」で43%でした。

実家が遠方にある場合、 日常的に建物や敷地を見ることができません。

そのため、 草木の繁茂、 建物の破損、 雨漏り、 不法投棄などの変化に 気づくまで時間がかかることがあります。

遠方の空き家では「誰が確認するのか」を決めておくことが重要です。
自分で定期的に確認するのか、 親族にお願いするのか、 地域の管理サービスなどを利用するのかを 考えておきましょう。

調査結果から見える「後悔を減らす5つのポイント」

今回の調査結果を整理すると、 空き家所有者の後悔には 5つの共通するテーマがあります。

① 片付けを完全に後回しにしない

全部を一度に終わらせるのではなく、 まず室内の状態を確認するところから始めます。

② 所有コストを把握する

固定資産税だけでなく、 管理・草刈り・交通・修繕なども確認します。

③ 「売れるはず」と決めつけない

売却可能性を早めに確認し、 難しい場合は別の出口も比較します。

④ 相続・名義を確認する

誰が所有者なのか、 共有状態なのかを整理しておきます。

⑤ 遠方でも状態確認を続ける

現地へ行けない場合は、 誰が定期的に確認するのかを決めます。

+ すぐ結論を出さなくてもよい

売却・解体を急ぐのではなく、 現在の状況と選択肢を把握することが先です。

ランキング以外にも確認しておきたいこと

元の記事では、 調査上位5項目以外にも、 空き家所有時に注意したい内容として 次のような点を取り上げていました。

解体費用

解体費用は建物の構造・規模・道路状況・残置物などによって異なります。 解体前に売却や譲渡の可能性も確認します。

近隣への影響

雑草、庭木、建物の破損などが 周辺へ影響していないか確認します。

専門家への相談

相続・登記・税金など、 自分だけでは判断が難しい問題は 内容に応じた専門家へ確認します。

空き家バンク以外の方法

不動産会社、空き家マッチングなど、 一つの方法だけでなく複数の出口を比較できます。

これらは今回のランキング第6位〜第10位ではありません。
調査データとして確認できる順位・割合は 第1位〜第5位までのため、 ここでは「空き家所有時に追加で確認したい論点」として紹介しています。

後悔する前に、今の空き家をどこから整理する?

家財が大量に残っている

片付けから始めたい方へ。

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売却したいが売れるか分からない

売れなかった理由や別の選択肢を確認します。

売れなかった理由ランキング →
管理を続けるか迷っている

遠方管理や年間管理費などを確認します。

空き家管理の記事 →
0円でも手放したい

売却が難しい場合の空き家マッチングを確認します。

空き家マッチングセンター →
「何から始めればいいか分からない」方へ

片付けなのか。
売却なのか。
管理なのか。
相続の整理なのか。
0円譲渡なのか。

空き家の問題は、 最初から答えが一つに決まっているとは限りません。

まず現在の状況を整理し、 どの選択肢があるのか確認するところから始めましょう。

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まとめ|空き家の後悔で最も多かったのは「もっと早く片付ければよかった」

空き家を所有した経験のある100人への調査では、 第1位が 「もっと早く片付ければよかった」68% でした。

続いて、 固定資産税や管理費を甘く見ていた61%、 売ろうと思ったら売れなかった57%、 相続手続きを先延ばしにした49%、 遠方だから大丈夫と思っていた43% という結果でした。

今回の結果から見えるのは、 「すぐ売らなかったこと」だけが後悔ではないということです。

片付ける。
費用を知る。
売却可能性を確認する。
相続・名義を整理する。
遠方でも状態を確認する。

すぐに最終判断をしなくても、 こうした現状整理を早めに始めることで、 その後の選択肢を比較しやすくなります。

※本記事は「空き家のいろは」によるアンケート調査をもとに作成しています。 物件の状態、税金、相続、管理、売却、解体などの条件は個別に異なります。 専門的な判断が必要な場合は、内容に応じた専門家へご確認ください。

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