空き家実態調査シリーズ|第3回
空き家所有者100人に聞いた
「今後どうしたいか」調査
空き家を所有している人は、今後その家をどうしたいと考えているのでしょうか。 売却、解体、管理、賃貸、0円譲渡など、選択肢はさまざまです。 今回は、空き家所有者100人に「今後どうしたいか」を聞いた調査結果をもとに、 空き家問題の現実と、早めに考えるべき対策を解説します。
調査結果|空き家を今後どうしたい?
空き家所有者100人に「所有している空き家を今後どうしたいですか?」と聞いたところ、 最も多かった回答は「売却したい」でした。 一方で、「まだ決めていない」という回答も多く、 空き家をどうすればよいかわからず、判断を先送りしている人が少なくないことがわかりました。
| 順位 | 今後どうしたいか | 回答数 |
|---|---|---|
| 1位 | 売却したい | 32人 |
| 2位 | まだ決めていない | 24人 |
| 3位 | 解体したい | 18人 |
| 4位 | 管理しながら保有したい | 14人 |
| 5位 | 0円でも手放したい | 12人 |
1位:売却したい
最も多かったのは「売却したい」という回答でした。 空き家を維持するには、固定資産税、草刈り、雪下ろし、修繕、火災保険など、 継続的な費用がかかります。
ただし、実際には「売りたいけれど、片付けが終わっていない」 「古すぎて売れるかわからない」 「不動産会社に相談したが断られた」というケースも多くあります。
2位:まだ決めていない
2位は「まだ決めていない」でした。 空き家は、相続や親の施設入所をきっかけに突然発生することが多く、 すぐに結論を出せない人も少なくありません。
しかし、判断を先送りしている間にも、建物の劣化は進みます。 雨漏り、害虫、庭木の繁茂、近隣トラブルなどが発生すると、 売却や活用がさらに難しくなる場合があります。
3位:解体したい
3位は「解体したい」でした。 老朽化が進んだ空き家では、倒壊リスクや近隣への影響を考え、 解体を検討する人が増えています。
一方で、解体費用は建物の大きさや立地、残置物の量によって大きく変わります。 また、解体後は土地の固定資産税が上がる可能性もあるため、 解体前に売却・譲渡・管理など他の選択肢も確認することが大切です。
4位:管理しながら保有したい
「将来的に使うかもしれない」 「思い出があり、すぐには手放せない」 という理由から、管理しながら保有したいという回答もありました。
空き家を保有し続ける場合は、定期的な換気、通水、草刈り、郵便物確認、 外観点検などが必要です。 遠方に住んでいる場合は、空き家管理サービスの利用も選択肢になります。
5位:0円でも手放したい
5位は「0円でも手放したい」でした。 売却が難しい空き家では、価格を下げても買い手が見つからないことがあります。
そのような場合、近年注目されているのが「0円譲渡」や「空き家マッチング」です。 利用希望者や移住希望者、近隣住民などに無償または低価格で引き継ぐことで、 所有者の負担を減らせる可能性があります。
空き家は「決めない時間」が一番のリスク
今回の調査では、「売却したい」という人が最も多い一方で、 「まだ決めていない」という人も多い結果となりました。
空き家は、時間が経つほど状態が悪くなりやすく、 片付け費用や修繕費、解体費が増えることがあります。 そのため、すぐに売却や解体を決められない場合でも、 まずは現状を確認し、選択肢を整理することが重要です。
空き家で大切なのは、「売る・壊す」を急いで決めることではなく、 まず選択肢を知ることです。
空き家の選択肢はひとつではない
空き家には、次のような選択肢があります。
- 不動産会社に売却相談する
- 残置物を片付けて売却しやすくする
- 解体して土地として活用する
- 管理しながら将来の活用を考える
- 0円譲渡・空き家マッチングを検討する
どの方法が合っているかは、建物の状態、立地、残置物の量、 相続状況、所有者の希望によって変わります。 まずは「この空き家はどういう状態なのか」を知ることから始めましょう。
空き家でお困りの方へ
空き家の片付け、売却、管理、解体、0円譲渡などでお困りの方は、 状況に合わせて相談先を選ぶことが大切です。
まとめ
空き家所有者100人に聞いたところ、最も多かったのは「売却したい」という回答でした。 一方で、「まだ決めていない」という人も多く、 空き家の今後について悩んでいる所有者が多いことがわかります。
空き家は放置するほど、片付け、管理、解体、売却の負担が大きくなりやすいものです。 まずは現状を確認し、売却・管理・解体・0円譲渡など、 自分に合った方法を検討してみましょう。
