空き家所有者100人に聞いた
「売れなかった理由」ランキング
「空き家を売りたい」と思って不動産会社へ相談しても、 すべての物件がすぐに売却できるわけではありません。
立地、建物の状態、残置物、価格など、 さまざまな条件が売却に影響します。
今回は空き家所有者100人の声をもとに、 「空き家が売れなかった理由」をランキング形式で紹介します。
今回の調査について
本記事では、 空き家所有者100人への調査で挙げられた 「空き家が売れなかった理由」を順位別に紹介しています。
元調査データには各項目の回答人数・割合が記載されていないため、 本記事では順位のみを掲載しています。
空き家が売れなかった理由ランキング
| 順位 | 売れなかった理由 |
|---|---|
| 1位 | 立地が悪く買い手が見つからなかった |
| 2位 | 建物が古く、修繕費がかかりそうだった |
| 3位 | 残置物が多く内覧できる状態ではなかった |
| 4位 | 価格設定が高すぎた |
| 5位 | 不動産会社に取り扱いを断られた |
立地そのものは変えられなくても、 価格や残置物など、 見直すことで売却条件を改善できる項目もあります。 まず「なぜ売れなかったのか」を分けて考えることが重要です。
第1位|立地が悪く買い手が見つからなかった
最も上位となったのは、 「立地が悪く買い手が見つからなかった」でした。
不動産の需要は、 交通環境、生活利便性、 周辺人口、地域の住宅需要などによって異なります。
建物をきれいにしても、 地域そのものの需要が少ない場合には、 買い手が見つかるまで時間がかかることがあります。
価格、販売対象、建物を残すかどうか、 0円譲渡など、 別の条件で引き継ぐ方法も比較してみましょう。
第2位|建物が古く、修繕費がかかりそうだった
第2位は、 「建物が古く、修繕費がかかりそうだった」です。
築年数だけで売れる・売れないが決まるわけではありませんが、 建物の状態は購入希望者の判断材料になります。
- 屋根や外壁の状態
- 雨漏りの有無
- 床や柱などの状態
- 水回り設備の状態
- シロアリなどの被害
修繕してから販売した方がよいのか、 現状のまま価格へ反映して販売するのかは、 物件によって異なります。
費用をかける前に、 現状のまま売却できる可能性を確認することが大切です。
第3位|残置物が多く内覧できる状態ではなかった
第3位は、 「残置物が多く内覧できる状態ではなかった」です。
相続した実家には、 家具・家電・衣類・食器・布団・書類などが そのまま残っていることがあります。
家財が多いと、 床や壁など建物の状態を確認しにくくなり、 購入希望者が暮らしをイメージしにくくなる場合があります。
残置物がある状態でも売却できる場合があります。 先に不動産会社などへ確認し、 必要な片付け範囲を決めてから作業すると無駄を減らせます。
大量の家財が残っている場合は、 空き家の片付けを専門に相談する方法もあります。
第4位|価格設定が高すぎた
第4位は、 「価格設定が高すぎた」です。
実家には思い出があるため、 所有者にとって価値の高い家でも、 不動産市場では別の基準で評価されます。
売却価格は、 土地の条件、建物の状態、 周辺の取引状況、地域の需要などを踏まえて考える必要があります。
価格、写真、物件情報、 残置物の状態など、 買い手から見た条件を整理してみましょう。
第5位|不動産会社に取り扱いを断られた
第5位は、 「不動産会社に取り扱いを断られた」です。
不動産会社によって、 得意とする地域や物件の種類、 販売方法は異なります。
そのため、 一社で取り扱いが難しいと言われても、 別の会社では相談できる可能性があります。
一方、 通常の売却方法では買い手が見つかりにくい物件については、 売却以外の方法も比較する必要があります。
価格を付けて売ることが難しい場合は、 次の所有者へ無償で引き継ぐ 0円譲渡という選択肢もあります。
売れない原因は「変えられるもの」と「変えにくいもの」に分ける
立地、道路条件、 周辺環境、土地の形状など。
価格、残置物、 販売方法、情報の見せ方など。
売れないからと、 すぐに解体したり、 逆に何年間も放置したりするのではなく、 まず原因を整理することが重要です。
- 売れなかった理由を確認する
- 価格や販売条件を見直す
- 片付けが必要か確認する
- 別の不動産会社でも相談できるか確認する
- 売却が難しい場合は別の手放し方を検討する
空き家の手放し方は、 一般的な仲介による売却だけではありません。
不動産買取、訳あり物件の相談、 0円譲渡など、 物件の状況に応じて検討できる方法があります。
売れなかった理由を整理したら、 次は「どの方法なら手放せる可能性があるのか」を確認してみましょう。
空き家を売りたい人へ|売却・買取・0円譲渡など手放す方法を見る →「売れないからそのまま」にしない
買い手が見つからないからといって、 空き家の問題がなくなるわけではありません。
所有している間は、 固定資産税などの負担があり、 敷地や建物の状態に応じて 管理も必要になります。
また、 雑草・庭木、 建物の破損などによって、 周辺への対応が必要になる場合もあります。
売却は一つの方法です。 売却が難しければ、 管理、活用、譲渡、解体など 別の選択肢と比較することが重要です。
不動産会社へ相談したけれど売れない。
価格を下げても買い手が見つからない。
解体する前に、誰かに使ってもらえる可能性を確認したい。
このような空き家では、 0円譲渡・空き家マッチングを 検討できる場合があります。
0円譲渡・空き家マッチングを見る →売れない空き家の次の選択肢
現在の条件が市場に合っているか確認します。
家財が多い場合は、 売却に必要な範囲を確認して整理します。
一社で難しい場合でも、 別の会社や方法で相談できる場合があります。
通常売却が難しい場合に、 次の利用者へ引き継ぐ方法です。
将来利用する予定があるなら、 管理方法と維持費を整理します。
建物の状態や土地利用を確認したうえで、 必要性を判断します。
何から始めればよいか分からない場合
売却・片付け・管理・解体・譲渡など、 選択肢を整理したい方へ。
空き家の相談窓口 →実家の家具・家電など、 片付けから進めたい方へ。
空き家片付けセンター →今回の空き家所有者100人への調査では、 売れなかった理由として、 立地、建物の状態、残置物、価格設定、 不動産会社で取り扱いが難しかったこと が上位に挙がりました。
空き家が売れないからといって、 選択肢がなくなったわけではありません。
売れなかった原因を確認する → 価格や販売条件を見直す → 片付けの必要性を確認する → 別の売却方法を確認する → 難しければ0円譲渡などを比較する。
「売ること」だけにこだわらず、 その空き家を今後どうするのがよいかという視点で 次の方法を考えていきましょう。


