空き家所有者100人に聞いた
「遠方の実家で後悔したこと」ランキング
親から相続した実家が遠方にあり、 片付けや管理のために何度も帰省することが難しい方は少なくありません。
「まだ大丈夫だろう」と対応を先延ばしにしているうちに、 草木が伸びたり、 家財整理が進まなかったり、 今後の方向性を決められなくなったりすることもあります。
今回は、 遠方の実家・空き家を所有する100人に、 「遠方の実家で後悔したこと」を調査しました。
調査概要
調査対象:遠方の実家・空き家を所有する100名
調査方法:インターネットアンケート
調査主体:空き家のいろは編集部
調査内容:遠方の実家で後悔したこと
遠方の実家で後悔したことランキング
| 順位 | 後悔したこと | 人数 |
|---|---|---|
| 1位 | もっと早く片付けを始めれば良かった | 29人 |
| 2位 | 定期的な管理をしておけば良かった | 24人 |
| 3位 | 売却を先延ばしにした | 17人 |
| 4位 | 家族で話し合いをしていなかった | 13人 |
| 5位 | 空き家管理サービスを利用しなかった | 10人 |
| 6位 | 近隣への配慮が不足していた | 7人 |
遠方の実家では、 距離そのものが行動を遅らせる原因になりやすく、 片付け・管理・売却など複数の問題が重なりやすいことが分かります。
第1位|もっと早く片付けを始めれば良かった
最も多かった後悔は、 「もっと早く片付けを始めれば良かった」で29人でした。
実家には、 家具・家電だけでなく、 衣類、食器、書籍、写真、 思い出の品や書類などが 長年残っていることがあります。
- 帰省できる日数が限られている
- 1回の帰省では終わらない
- 兄弟姉妹との予定が合わない
- 思い出の品をすぐに処分できない
- 何から手を付ければよいか分からない
まず重要書類・貴重品・写真などを確認し、 残す物と整理する物を分けるところから始めると進めやすくなります。
第2位|定期的な管理をしておけば良かった
第2位は、 「定期的な管理をしておけば良かった」で24人でした。
遠方に住んでいると、 雑草、庭木、雨漏り、 設備の異常などに気づくまで時間がかかることがあります。
空き家の劣化状況は、 建物の構造・築年数・気候・管理状態などによって異なります。
- 屋根や外壁に異常がないか
- 雨漏りや水漏れがないか
- 雑草や庭木が道路・隣地へ出ていないか
- 郵便物がたまっていないか
- 窓や玄関などに破損がないか
遠方管理について詳しく知りたい方は、 こちらの記事も参考にしてください。
第3位|売却を先延ばしにした
第3位は、 「売却を先延ばしにした」で17人でした。
「いつか使うかもしれない」 「実家を売る決心がつかない」 という気持ちから、 売却を考えないまま所有を続けることがあります。
ただし、 空き家の売却価格や売れやすさは、 築年数だけでなく、 立地、土地の条件、建物の状態、需要など さまざまな要素によって異なります。
売却できる可能性、 維持を続けた場合の負担、 片付けや修繕の必要性などを確認してから 方向性を考えることが大切です。
第4位|家族で話し合いをしていなかった
第4位は、 「家族で話し合いをしていなかった」で13人でした。
実家を今後どうするかについて、 兄弟姉妹の考えが同じとは限りません。
- 今後誰かが住む予定はあるか
- 誰が管理するのか
- 管理費用をどう負担するか
- 家財をどう整理するか
- 売却・譲渡・解体を検討するか
建物の状態、家財の量、 維持費などを共通の情報として確認すると、 話し合いを進めやすくなります。
第5位|空き家管理サービスを利用しなかった
第5位は、 「空き家管理サービスを利用しなかった」で10人でした。
遠方の実家では、 毎月自分で見に行くことが現実的ではないケースがあります。
その場合、 家族・親族・近隣の協力や 地域の空き家管理サービスなど、 現地の状況を確認できる方法を検討することがあります。
外観確認、郵便物確認、通風、通水、庭の確認など、 必要な作業内容と料金を確認してから利用しましょう。
第6位|近隣への配慮が不足していた
第6位は、 「近隣への配慮が不足していた」で7人でした。
敷地の雑草や庭木、 建物の一部の破損などによって、 周辺へ影響が出ることがあります。
- 枝や草が隣地・道路へ出ていないか
- 屋根材などが飛散する状態になっていないか
- 害虫・害獣の問題がないか
- 敷地内への不法投棄がないか
- 建物の異常が周囲へ影響していないか
管理を依頼する人や連絡先を決めておくと、 異常があった場合にも対応しやすくなります。
「何度も帰省して片付けるのが難しい」
「家の中に大量の荷物が残っている」
「片付けた後に売るか手放すかも決まっていない」
このような空き家・実家の片付けについては、 空き家片付けセンターへご相談いただけます。
片付けだけで終わらせず、 その後の空き家をどうするかまで考えながら 進めることが重要です。
空き家片付けセンターを見る →遠方の実家で後悔しないために今からできること
遠方にあること自体は変えられません。
しかし、 「現地へ行かなければ何もできない」 と考える必要もありません。
- 現在の所有者・相続関係を確認する
- 家族で今後の利用予定を確認する
- 建物・庭・家財の現在の状態を確認する
- 現地を定期的に確認できる方法を決める
- 片付けが必要な範囲を整理する
- 売却・管理・活用・0円譲渡・解体などを比較する
家族でできること、 現地で依頼すること、 専門家へ確認することを分けると、 対応を進めやすくなります。
遠方の実家を今後どうする?主な選択肢
将来利用する予定がある場合は、 現地確認の方法と管理費用を決めます。
売却や利用の前に、 必要な範囲だけ家財を整理します。
利用予定がない場合は、 売却できる可能性を確認します。
一般的な売却が難しい空き家では、 次の使い手へつなぐ方法もあります。
空き家の状況に合わせて相談先を選ぶ
片付け・管理・売却・解体・譲渡など、 何から始めればよいか分からない方へ。
空き家の相談窓口 →一般的な売却が難しく、 0円譲渡などを検討したい方へ。
空き家マッチングセンター →今回の遠方の実家・空き家を所有する100人への調査では、 第1位は 「もっと早く片付けを始めれば良かった」29人 でした。
続いて、 定期管理24人、 売却の先延ばし17人、 家族との話し合い13人、 管理サービス10人、 近隣への配慮7人 という結果になっています。
遠方の実家では、 距離があるために行動を先延ばしにしやすいのが大きな課題です。
現状を確認する → 家族で方向性を共有する → 管理方法を決める → 必要な片付けを進める → 売却・譲渡などを比較する。
すべてを一度に決める必要はありません。 できるところから順番に進めることが、 遠方の空き家を長期間放置しないための第一歩です。


