空き家実態調査シリーズ 第2回
空き家所有者100人に聞いた
「後悔したこと」ランキング
空き家を相続・所有した人は、どのようなことで後悔しているのでしょうか。 今回は、空き家所有者100人へのアンケートをもとに、よくある後悔をランキング形式で紹介します。
はじめに
空き家は、所有した直後からすぐに大きな問題になるとは限りません。 しかし、時間が経つにつれて、片付け・管理・相続・売却・解体など、さまざまな問題が重なっていきます。
実際に空き家を所有した方からは、 「もっと早く片付けておけばよかった」 「売れると思っていたのに売れなかった」 「管理費や税金が想像以上に負担だった」 といった声が多く聞かれます。
調査概要
| 調査テーマ | 空き家所有で後悔したこと |
|---|---|
| 調査対象 | 空き家を所有した経験のある100人 |
| 調査方法 | アンケート形式 |
| 調査主体 | 空き家ウェブマガジン|空き家のいろは |
空き家所有者が後悔したことランキング
| 順位 | 後悔したこと | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | もっと早く片付ければよかった | 68% |
| 2位 | 固定資産税や管理費を甘く見ていた | 61% |
| 3位 | 売ろうと思ったら売れなかった | 57% |
| 4位 | 相続手続きを先延ばしにした | 49% |
| 5位 | 遠方だから大丈夫と思っていた | 43% |
第1位|もっと早く片付ければよかった
最も多かった後悔は、空き家の片付けを先延ばしにしたことです。 実家の家財や思い出の品を整理できず、そのまま数年経ってしまうケースは少なくありません。
放置期間が長くなると、カビ・害虫・雨漏り・家財の劣化が進み、売却や活用が難しくなることがあります。 空き家になった段階で、まずは室内の状況確認と不要品整理を始めることが大切です。
第2位|固定資産税や管理費を甘く見ていた
空き家は使っていなくても、固定資産税や管理費がかかります。 草刈り、庭木の剪定、火災保険、定期的な見回りなど、想像以上に維持費が発生します。
「誰も住んでいない家に、毎年お金だけがかかる」という状況になり、負担を感じる方も多いです。
第3位|売ろうと思ったら売れなかった
空き家所有者の中には、「いざとなれば売れる」と考えている方もいます。 しかし、地方の空き家や老朽化した建物、残置物が多い物件は、買い手がなかなか見つからないことがあります。
最近では、通常の売却だけでなく、0円譲渡や空き家マッチングといった選択肢も注目されています。 売れないと感じた段階で、早めに別の方法を検討することが重要です。
第4位|相続手続きを先延ばしにした
空き家問題の多くは、相続をきっかけに始まります。 名義変更をしないまま放置していると、売却・解体・管理の判断が難しくなる場合があります。
相続人が複数いる場合は、時間が経つほど話し合いが難しくなることもあります。 空き家をどうするかは、相続手続きとあわせて早めに整理しておきましょう。
第5位|遠方だから大丈夫と思っていた
実家が遠方にある場合、頻繁に確認することができません。 そのため、草木の繁茂、不法投棄、雨漏り、近隣からの苦情などに気づくのが遅れることがあります。
遠方の空き家は、現地確認・管理・片付けを誰が行うのかを早めに決めておくことが大切です。
第6位|解体費用の高さに驚いた
「売れなければ解体すればよい」と考えていたものの、実際に見積もりを取って費用の高さに驚くケースもあります。
| 建物規模 | 解体費用の目安 |
|---|---|
| 30坪 | 100万円〜180万円前後 |
| 50坪 | 180万円〜300万円前後 |
| 70坪 | 250万円〜450万円前後 |
建物の構造、立地、残置物の量、アスベストの有無などによって費用は変わります。
第7位|近隣への配慮をしていなかった
空き家は、所有者だけの問題ではありません。 雑草、落ち葉、害虫、倒木、外壁や屋根の劣化などにより、近隣トラブルにつながることがあります。
特に遠方の空き家では、近隣の方から連絡が来て初めて問題に気づくケースもあります。
第8位|専門家に相談しなかった
空き家の問題は、片付け・売却・相続・管理・解体が複雑に関係します。 自分だけで判断しようとして、結果的に時間と費用がかかってしまうこともあります。
早い段階で専門家や相談窓口に相談することで、選択肢を整理しやすくなります。
第9位|空き家バンクだけで売れると思っていた
空き家バンクに登録すれば必ず売れる、というわけではありません。 物件の状態や立地、価格設定、写真、情報の見せ方によって反響は大きく変わります。
空き家バンク、不動産会社、マッチングサイト、地域情報サイトなど、複数の方法を組み合わせることが大切です。
第10位|そのうち何とかなると思っていた
空き家の後悔で共通しているのは、「判断を先延ばしにしたこと」です。 空き家は、時間が経つほど状態が悪くなり、選択肢が狭くなる傾向があります。
まだ大丈夫と思っている段階こそ、最も動きやすいタイミングです。
今回の調査で見えたこと
空き家所有者の後悔で多かったのは、費用や手続きそのものよりも、 「早く動かなかったこと」でした。
空き家問題は、片付け・相続・管理・売却・解体のどれか一つだけで解決するとは限りません。 まずは現在の状態を把握し、どの選択肢が現実的なのかを整理することが大切です。
まとめ
空き家を所有すると、最初は大きな問題に見えなくても、時間の経過とともに負担が増えていきます。
特に、片付けを先延ばしにすること、相続手続きを放置すること、売却できると思い込むことは、後悔につながりやすいポイントです。
空き家を所有している方は、まずは現状確認から始めてみましょう。 早めに動くことで、売却・活用・譲渡・解体など、選べる選択肢が広がります。
空き家のことでお困りの方へ
空き家の片付け、売却、管理、相続、0円譲渡などでお悩みの方は、 早めに専門窓口へ相談することで解決の方向性が見えやすくなります。
「何から始めればいいかわからない」という方も、まずは現在の状況を整理することから始めてみましょう。
関連記事
空き家のご相談はこちら
空き家の片付け、売却、管理、解体、0円譲渡など、
状況に合わせてご相談いただけます。
※空き家の状態や地域、権利関係によってご提案できる内容は異なります。
まずはお気軽にご相談ください。
