空き家所有者100人に聞いた
「空き家管理にかかった費用」ランキング
誰も住んでいない空き家でも、 草刈り、庭木の剪定、見回り、修繕、除雪など、 維持していくための費用が発生することがあります。
そこで空き家所有者100人に、 実際に空き家管理にどのくらいの費用がかかったのかを聞きました。
調査概要
調査対象:空き家所有者100人
調査内容:空き家管理にかかった費用
調査方法:インターネットアンケート
調査主体:空き家のいろは編集部
以下は、アンケート回答者が「空き家管理にかかった費用」として回答した金額を集計したものです。 物件の規模、地域、建物の状態、管理方法などによって実際の負担額は大きく異なります。
空き家管理にかかった費用ランキング
| 順位 | 年間管理費用 | 回答数 |
|---|---|---|
| 1位 | 年間5万円〜10万円未満 | 28票 |
| 2位 | 年間10万円〜20万円未満 | 24票 |
| 3位 | 年間20万円〜30万円未満 | 17票 |
| 4位 | 年間5万円未満 | 13票 |
| 5位 | 年間30万円〜50万円未満 | 10票 |
| 6位 | 年間50万円以上 | 8票 |
一方、年間20万円以上と回答した人も35人いました。 空き家の状態や管理方法によって、所有者の負担には大きな差があることが分かります。
第1位|年間5万円〜10万円未満【28人】
最も多かったのは、 年間5万円〜10万円未満という回答でした。
草刈りや庭木の手入れ、定期的な見回りなど、 建物や敷地を最低限維持するための費用を負担しているケースが見られました。
- 年に2回ほど草刈りを依頼している
- 近所に迷惑をかけない程度の管理をしている
- 最低限の維持だけでも毎年費用がかかる
第2位|年間10万円〜20万円未満【24人】
2番目に多かったのは、 年間10万円〜20万円未満でした。
実家が遠方にあり自分で管理することが難しい場合、 草刈りや庭木管理、見回りなどを業者へ依頼することがあります。
また、自分で管理する場合でも、 遠方であれば移動に必要な交通費や時間も負担になります。
- 年数回の見回りと草刈りを依頼している
- 交通費まで考えると想像以上にかかる
- 庭木が多く、剪定費用が負担になっている
第3位|年間20万円〜30万円未満【17人】
老朽化した空き家では、 草刈りや見回りだけでなく、 建物の修繕が必要になる場合があります。
雨漏り、屋根や外壁、給排水設備、 害虫・害獣などの問題が見つかると、 管理に必要な支出が増えることがあります。
特に人が住んでいない住宅では、 異常の発見が遅れることがあるため注意が必要です。
第4位|年間5万円未満【13人】
年間5万円未満と回答した人では、 空き家の近くに住み、 自分や家族で草刈りや見回りを行っているケースが見られました。
- 近くに住んでいるので自分で草刈りをしている
- 家族で定期的に見に行っている
- 大きな修繕がないため負担は少ない
ただし、自分で作業すれば支出を抑えられても、 移動や作業に時間がかかる点も考えておく必要があります。
第5位|年間30万円〜50万円未満【10人】
空き家の敷地が広い場合や、 庭木が多い場合は管理する範囲も増えます。
また雪の多い地域では、 建物や周辺の状況によって除雪などの対応が必要になることがあります。
- 雪国なので除雪費用がかかる
- 庭木が大きく、剪定だけでも負担になる
- 遠方のため管理を依頼している
第6位|年間50万円以上【8人】
年間50万円以上と回答した人では、 建物の修繕、倒木対策、庭木整理、害虫・害獣対策など、 複数の問題への対応が必要になったケースが見られました。
- 雨漏り修理だけで数十万円かかった
- 倒木対策や庭木整理に費用がかかった
- 管理を続ける負担が重い
この状態になると、 「管理を続けるのか」「売却・譲渡するのか」など、 今後の方針そのものを検討することも重要になります。
空き家管理で費用が発生しやすい項目
住宅を利用していなくても、 所有に伴う税負担があります。
雑草や枝の越境などを防ぐため、 定期的な管理が必要になることがあります。
屋根、外壁、雨漏り、設備など、 建物の状態によって修繕が必要になります。
シロアリや害獣などへの対策が必要になる場合があります。
遠方の実家を自分で確認する場合、 往復の交通費も継続的な負担になります。
地域や敷地の状況によって、 雪や庭木への対応が必要になることがあります。
管理費用を抑えるために考えたい3つのこと
① 大きく傷む前に定期的に確認する
「費用をかけたくないから何もしない」という状態が、 結果として大きな修繕につながる場合があります。
雨漏り、庭木、外壁、床など、 最低限の状態確認を続けることが重要です。
② 遠方なら「自分で行く費用」も比較する
業者へ依頼すると費用がかかりますが、 遠方から毎回自分で通う場合も、 交通費や時間が必要になります。
自分で管理する場合と外部へ依頼する場合を、 金額だけではなく負担全体で比較しましょう。
③ 利用予定がないなら「管理し続ける」以外も検討する
今後住む予定も利用する予定もない空き家なら、 管理費用を払い続けることが本当に適切なのか考える必要があります。
売却、活用、片付け、0円譲渡、解体なども含めて、 早めに選択肢を整理することが大切です。
空き家を放置すると、管理費用以外の負担も
管理費用を節約するために空き家を放置してしまうと、 必ずしも負担が減るとは限りません。
建物の老朽化、草木、害虫、近隣トラブルなど、 別の問題が発生する場合があります。
使う予定がない場合は、 何年も管理費を負担し続ける前に今後の方向性を検討しましょう。
管理を続けるだけでなく、 空き家の状態に応じて片付け・譲渡・今後の処分方法を検討できます。
管理・売却・片付け・解体など、今後の方向性を整理したい方へ。
空き家の相談窓口 →空き家に残った家具や家財の片付けを進めたい方へ。
空き家片付けセンター →通常の売却が難しく、0円譲渡なども検討したい方へ。
空き家マッチングセンター →今回の100人調査では、 年間5万円〜10万円未満が28人で最も多い結果となりました。
一方、年間20万円以上と回答した人も35人おり、 建物の修繕、庭木、遠方管理、除雪などによって負担が大きくなるケースもあります。
空き家は「持っているだけ」でも管理が必要です。
将来的に利用する予定がない場合は、 管理費用を払い続けるだけではなく、 売却・活用・片付け・0円譲渡・解体などを早めに比較することが重要です。


