空き家所有者100人に聞いた「解体で困ったこと」ランキング

空き家所有者100人に聞いた「解体で困ったこと」ランキング 特集・調査レポート
空き家所有者100人アンケート調査

空き家所有者100人に聞いた
「解体で困ったこと」ランキング

古くなった空き家を解体しようとしても、 実際に進める段階ではさまざまな問題が出てきます。

解体費用、家の中に残った家財、 解体後の土地の使い道、近隣への対応など、 建物を壊すだけでは終わらない問題もあります。

そこで空き家所有者100人への調査をもとに、 「空き家の解体で困ったこと」をランキング形式で紹介します。

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調査概要

調査対象:空き家を所有・管理した経験のある方

調査人数:100人

調査テーマ:空き家の解体で困ったこと

調査主体:空き家のいろは編集部

今回の記事では、 調査で上位となった5つの悩みを紹介します。

空き家の解体で困ったことランキング

順位 解体で困ったこと
1位 解体費用が高かった
2位 残置物の片付けが大変だった
3位 解体した後の活用方法が決まらなかった
4位 近隣への対応が不安だった
5位 解体しなくても良かったかもしれないと思った
解体で最も多かった悩みは「費用」。
しかし、実際には残置物、解体後の土地、近隣対応など、 解体工事そのもの以外にも考えることがあります。

第1位|解体費用が高かった

1位
見積りを取って初めて費用負担に気づくことも

最も上位となった悩みは、 「解体費用が高かった」でした。

解体費用は、 建物の構造・延床面積・立地・接道状況・付帯物・ 残置物の状況などによって変わります。

調査で挙げられた悩み
  • 思っていたより見積りが高かった
  • 予算を超えてしまった
  • どの見積りが適正なのか分からなかった
  • 解体費以外にも費用がかかることを知った

特に注意したいのが、 1社の金額だけを見て「高い・安い」を判断しないことです。

解体条件や見積りに含まれる作業範囲が異なることもあるため、 金額だけでなく工事内容まで確認することが大切です。

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解体費用が分からない場合は、見積りを比較する方法も

「提示された解体費用が適正なのか分からない」 という場合は、 複数の解体業者の見積りを比較してから判断する方法があります。

解体を決定する前に、 まず費用を確認したい方は参考にしてください。

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※サービス内容・対応エリア・利用条件などは公式ページでご確認ください。

第2位|残置物の片付けが大変だった

2位
解体工事の前に家の中の整理が必要になることも

第2位は、 「残置物の片付けが大変だった」です。

空き家には、 家具・衣類・食器・生活用品・思い出の品などが 大量に残されていることがあります。

調査で挙げられた悩み
  • 家の中に物が多すぎた
  • 遠方に住んでいて片付けへ行けなかった
  • 何を残し、何を整理するのか決められなかった
  • 家族だけでは作業を進められなかった
解体の見積りを取る前に、残置物の扱いも確認しましょう。
「建物の解体」と「家の中の家財整理」を分けて考えることで、 必要な作業を整理しやすくなります。

第3位|解体した後の活用方法が決まらなかった

3位
「壊した後」を決めないまま解体を進めない

第3位は、 「解体した後の活用方法が決まらなかった」です。

建物を解体すれば、 その後は土地をどうするのかを考える必要があります。

検討される主な選択肢
  • 土地として売却する
  • 新たに建物を建てる
  • 土地を別の用途で活用する
  • 当面そのまま所有する

解体後の土地について予定がない場合は、 建物を壊す前に「解体後どうするのか」まで考える ことが重要です。

第4位|近隣への対応が不安だった

4位
騒音・振動・車両など周辺への配慮も必要

第4位は、 「近隣への対応が不安だった」です。

解体工事では、 作業内容によって騒音・振動・粉じんや 工事車両の出入りなどが発生することがあります。

調査で挙げられた悩み
  • 近隣へ迷惑をかけないか心配だった
  • 苦情が来ないか不安だった
  • 工事前にどう説明すればよいか分からなかった

業者を選ぶ際は、 工事内容だけでなく、 近隣への説明や安全対策について どのような対応を行うのか確認しておくと安心です。

第5位|解体しなくても良かったかもしれないと思った

5位
解体は元に戻せないからこそ、事前の比較が重要

第5位は、 「解体しなくても良かったかもしれないと思った」です。

建物を解体した後になって、 「建物付きで売却できなかっただろうか」 「別の人に使ってもらう方法はなかっただろうか」 と考えるケースもあります。

空き家の状態や地域によっては、 売却・活用・空き家バンク・譲渡など、 解体以外の選択肢を検討できる場合があります。

解体を急ぐべきケースもあるため、すべての空き家を残すべきという意味ではありません。
建物に倒壊などの危険がある場合は、 安全性を優先して専門家や自治体などへ相談してください。

空き家を解体する前に確認したい5つのこと

① 本当に解体が必要か

建物の状態を確認し、 残すことが現実的なのかを検討します。

② 建物付きで売却できないか

解体前に、 古家付き土地などとして売却できる可能性を確認します。

③ 譲渡という方法はないか

一般的な売却が難しい場合でも、 別の使い手を探す方法を検討します。

④ 残置物をどうするか

家具・家財・思い出の品などを どのように整理するのか決めます。

⑤ 解体後の土地をどうするか

売却・利用・保有など、 建物を壊した後の方針まで考えます。

「解体した人」と「解体しなかった人」の両方を参考にする

空き家のいろはでは、 解体について複数の100人調査を行っています。

解体で困ったことだけでなく、 「なぜ解体を決断したのか」 「なぜ解体しなかったのか」 の両方を見ることで、 自分の空き家について考えやすくなります。

解体することを前提にしないことがポイントです。
まず「残す」「売る」「譲る」「解体する」を比較し、 その空き家に合った方向を考えてみましょう。

空き家の解体に関する記事を見る →

解体する前に、空き家全体の方向性を整理したい方へ

解体費用だけでなく、 残置物、売却、譲渡、解体後の土地など、 空き家には複数の問題が関係しています。

空き家について相談

解体するべきか、別の方法があるのか整理したい方へ。

空き家の相談窓口 →
解体前の家財を整理

家具・家電・生活用品などの残置物を片付けたい方へ。

空き家片付けセンター →
解体せず手放す方法を検討

売却が難しい空き家を0円譲渡などで次の使い手へつなぐ方法を検討したい方へ。

空き家マッチングセンター →
まとめ|解体費用だけで決めず「解体前・解体後」まで考える

今回の100人調査では、 空き家の解体で困ったこととして、 「解体費用が高かった」が第1位となりました。

そのほか、 残置物の片付け、 解体後の土地の活用、 近隣への対応、 「解体しなくても良かったかもしれない」という悩みも挙げられています。

空き家の解体は、 建物を壊す工事だけを考えればよいわけではありません。

解体前の家財整理 → 解体工事 → 解体後の土地 まで一連の流れとして考えることが重要です。

そして、建物を残せる可能性がある場合は、 売却・活用・譲渡なども確認したうえで、 解体するかどうかを判断しましょう。