空き家のリスク|実は本当に怖い、放置された空き家の実態

空き家の崩壊 空き家のリスク

空き家状態のままで放置していると様々なリスクがあります。編集部である空き家片付けセンターのスタッフが現場で実際に目の当たりした「7つの空き家のリスク」です。主な7つのリスクをまとめました。実際このようになる前に対策をしましょう。

空き家の主なリスク

老朽化による倒壊・崩壊リスク

長期間放置された建物は、屋根や壁、柱などが劣化し、倒壊の危険があります。
地震や台風などの自然災害時に特に危険です。

この様になってしまうと、とても良い地域(場所)あっても建物評価額がマイナスになってしまうケースが多々あります。「早く手放した方が、良かった…」という所有者様が多いのが現状です。(編集部より)

防犯リスク(不法侵入・放火)

管理されていない空き家は、空き巣や不審者の侵入、放火のターゲットになりやすい。
犯罪の温床となる可能性もあります。

実際に窓ガラスを割って泥棒に入られ、家の中の家財道具がぐちゃぐちゃに荒らされた空き家を見てきました。(編集部より)

景観や周辺環境の悪化

雑草やゴミの放置により、近隣住民の迷惑になる。
地域全体の景観価値や地価の下落を招くこともあります。

思い出詰まっているから実家だから…などの理由でまだ空き家を手放したくないと思っている所有者様は、定期的な空き家管理をお勧めします。(編集部より)

害虫・害獣の発生

ネズミ、ハクビシン、シロアリなどが住みつくと、近隣への被害も発生します。シロアリが住みつくと建物の傾きなどの原因になり建物の評価額が下がってしまう。

空き家の付近でシロアリを発見した場合は、直ちにシロアリ駆除の専門家に床下などをチェックしてもらおう。大量発生してしまう前がベストです。

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特にシロアリは、建物の評価では大事です。定期的な空き家管理と害虫駆除がお勧めです。(編集部より)

火災リスク

電気やガスを使っていなくても、放火や自然発火で火災の可能性あります。
火災時に発見が遅れやすく、被害が大きくなりやすい。また、降雪地区では水害もあるで水道管破裂には充分注意を。

降雪地区の空き家片付けの話です。冬場の水道管破裂により本来ならば買取価格になる高級家具や家財道具が多数水浸しになってしまい全て廃棄に。(編集部より)

管理費・固定資産税の負担

使用していなくても、毎年の固定資産税や管理費がかかる。
特定空家に指定されると、税の軽減措置が解除され、税負担が増加。

税金などは、突然変わる。予告なしの場合が多いので注意。(編集部より)

相続トラブルの原因

所有者が亡くなった後、相続人同士での管理・売却・利用方針の違いがトラブルになることもあります。

うちの家族は、大事だと思っていませんか?相続やお金が絡むと…人が変わるのを見てきました。相続問題は、弁護士や司法書士など専門の先生にお任せをお勧めします。早期解決を。(編集部より)

リスクを軽減する対策の一例

  • 定期的な点検・清掃の実施(空き家の管理)
  • 家財道具などの空き家の片付け
  • 空き家バンクやマッチングサービスへの登録
  • 売却や賃貸による利活用
  • 解体して土地として活用する

など早めの対策が必要です。

まとめ

「7つの空き家リスク」に一つでも当てはまる場合は、空き家のリスク対策を自分自身で実施するかまたは専門業者に相談しましょう。何からはじめていいのかわからないと悩んでいるよりは、空き家の個別相談会をお勧めします。アクションは、早め早めが肝心です。空き家は、日に日に放置していると悪化してしまいます。空き家のリスクについてまとめました。